~七窯社のやきものアクセサリーが生まれるまでのストーリー~ 鈴木社長編

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2014年、七窯社では新たにタイルの役割である「装飾」をテーマに人を飾ることをはじめました。地元の若手陶芸作家を商品開発部に入れ、装飾性豊かなブローチ、ピアス、イヤリングなどを制作しています。

七窯社・鈴木社長のタイルへの情熱と、やきものアクセサリーへの想い 前編

七窯社・加藤(以下 加):鈴木社長はタイルに対して大変熱い情熱を持たれていますが、社長がタイル会社を経営するようになったきっかけは何だったんですか?

鈴木社長(以下 社):名古屋の印刷会社に勤めていた21歳の頃、父から手伝って欲しいと頼まれ、入社しました。

加:そうなんですね、意外でした。最初からタイル業界にいた訳ではなかったんですね。社長はタイル業界の現状についてどうみていますか?

社:タイル業界の現状としては、国内生産主要の外壁材としての出荷は減少傾向です。
内装材としての出荷と新商品は増加となっています。

加:昨年オープンしたモザイクタイルミュージアム(※1)の影響もあり、タイルに対するイメージが変わっていくのかもしれないですね。

社:はい。タイルの周知がされ、良い点も欠点も浮き彫りされて来ていると感じます。

加:モザイクタイルミュージアムでも、若い世代からやきものアクセサリーは大変好評を頂いているようです。社長が、やきものでアクセサリーをつくろうと思ったきっかけは?

社:タイルの製造販売を通じて、タイルの役割は装飾する「やきもの」であると感じていました。
そんななか、インターンシップの大学生スタッフの発案で、アクセサリーとしてのタイルの可能性に気付かされた事がきっかけです。

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イロとカタチの選べるピアス・七角イヤリング ・七角イヤリング ”碧色(へきしょく)”

加:インターンシップの学生さんがきっかけだったんですね。現在、七窯社のアクセサリーは陶芸作家の谷沢みな美(※2)さんがデザインされていますよね。社長と谷沢さんの出会いについて教えてもらえますか?

社:多治見市陶磁器意匠研究所(※3)の卒業展示会ではじめて出会いました。
その際、とても色彩豊かな作品があり、素晴らしいと感じました。その作者が谷沢でした。

加:わたしも谷沢さんの色彩感覚やデザイン力は素晴らしいと感じます。
実際に、やきものアクセサリーを作り始めてからの手応えはどうでしたか?

社:見て頂いた方から、素敵だとお声を頂き、実際に購入された方々からは、気に入っているとお声を頂いています。手応えというより、この先も手掛けて良いのだという励みになっています。

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タイル × デザイナー 谷沢 みな美 ”ちいさい絵のピアス&イヤリング”

2.やきものアクセサリーへのこだわり

加:社長自身の現在の活動について教えてもらえますか?

社:私の活動はタイルに関わる事で役に立てる事ならば、できる限り行うようにしています。

加:タイルは多治見地域の地場産業としての役割も担っていますよね。七窯社のやきものアクセサリーにはどんな価値があるとお考えですか?

社:地域資源の結集で造られているやきものアクセサリーは、他の素材にはない温かみのある彩りがあると思っています。

加:社長のやきものアクセサリーに対する思いやこだわりはありますか?

社:産業としての地域がある事で成り立って造られている事、技術、歴史を繋いできてくれた先人がいた事で、今やきものアクセサリーが作られることに有難さを感じます。更に磨きをかけて、後世にも残していけるよう、良いものを作り続けたいです。

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3.今後の展望について

加:タイル(やきもの)によって、人々の生活がどんな風に変わっていくと感じていますか?

社:変わるのかは分かりませんが、温かみのある彩りのやきもののアクセサリーで、手にされた皆さんが豊かな心を持って頂けることを祈っています。

加:やきものアクセサリーのこれからの展開については、どのようにお考えでしょうか?

社:より多くの皆さんに喜んで頂けるものになることを望んでいます。その為に全国の皆さん、海外の皆さんにも手に取って頂けるように取り組んでいきます。

加:より多くの方々に、やきものアクセサリーを実際に手に取って頂きたいですね。具体的にどんな方にやきものアクセサリーを使って頂きたいというイメージはありますか?

社:素材・彩りを気に入って頂き、ファッションに取り入れて頂ける方に選んで頂けたら嬉しいです。

加:やきものを手軽なアクセサリーにしたことで、今まで馴染みのなかった若い世代の人たちにも広まっていくといいですね。社長のこれからの夢は?

社:やきものアクセサリーを作り続ける事で、使って頂ける皆さんと私たちが幸せを感じ続けていける事です。

加:やきものアクセサリーによって、少しでも多くの方たちの幸せに繋がるといいですね。 社長、ありがとうございました。

c_tasogareboshi032016年秋にデビューしたメンズライン ピンバッチ ”黄昏星”

インタビューを終えて

タイル、やきもの業界というと、古めかしいイメージが残っているところもありますが、熟練した職人技と若い人たちのアイデアを融合することにより新しいタイル・やきものの世界が出来上がっているのを感じました。鈴木社長が、古くからの熟練した技術と新しいアイデアを上手く取りまとめていった先に、「やきものアクセサリー」が生まれたのだと思いました。これからどんな風に変貌を遂げるかとても楽しみです。
やきものアクセサリーが地元を盛り上げるきっかけの一つになることを期待しています。
インタビュアー 加藤 弓絵(七窯社 営業担当)

※1 モザイクタイルミュージアム・・・岐阜県多治見市に2016年オープンしたタイルの博物館。ユニークな外観や体験工房などで連日多くの人が訪れる。

※2 谷沢 みな美・・・陶芸作家。現在は自身の陶芸活動に加え、七窯社のやきものアクセサリーのデザイン・制作を担っている。

※3 多治見市陶磁器意匠研究所・・・岐阜県多治見市にある陶芸を学ぶための研究所。全国から陶芸作家、デザイナーを志す人達が集まる。

次回は、鈴木社長の地元での精力的な活動についてお伝えします 。乞うご期待!

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